霜が降りてはりつめた空気があたりを包みはじめたら、本格的な冬の訪れの合図。静けさが宿る村の家々では、人々がこたつを囲んで新年を迎えます。
寒さがピークに達する2月、巨大な氷柱と化すのは名勝三滝のひとつ、「大禅の滝」高さ30mマツカサ状に凍りついたエメラルドグリーンの氷の芸術は、まさに大自然の神秘です。
【見頃は2月中旬】
少しずつ寒さがやわらぎ雪解けを迎える3月、ひなまつりに行われる伝統的な行事「かなんばれ(家難祓)」、家の難事や災いなどを払い流してもらいたい、そんな祈りをこめて子供たちが流しびなを行う古くからの信仰です。
やがて芽吹きの季節がおとずれます。村の自然の豊かさをあらためて実感するこの時期、標高2,112メートルの幽境「御座山(おぐらさん)」では村花 シャクナゲが花開き、登山客の目を楽しませます。
【見頃は5月下旬から6月中旬】
春(3〜5月)
かなんばれ(3月3日)
家難祓、流しびな
厄除観世音縁日(4月16〜17日)
所在:京の岩、経窟山円通閣
京の岩にある佐久33番観音札所で、南向厄除観世音として、別所の北向観音とともにふるくから善男善女の参詣者があった。本尊は、摂津国(大阪)天王寺から奉じされたものと伝えられている。
夏(6~8月)
諏訪神社夏まつり(8月13〜15日)
秋(9〜11月)
村民運動会(体育の日)
若いひとからお年寄りまで村民総出の運動会
栃原獅子舞(10月28日)
江戸時代から受け継がれたもので、神明社奉納として、女獅子、男獅子2人、へい負の4人が古式ゆかしく舞う。
村指定民俗文化財
とうかんや(旧暦10月10日)
「とうかんや」とはこの地方に昔から続く伝統行事で旧暦10月10日の日作物の豊作を祝って行われるもの。
『棒状に束ねたわらを持った子供達が各民家を周り、庭先の地面を叩くことで今年の豊作を祝し、来年の豊作を祈る。
その家の人はお礼にお菓子やおこずかいを子供達にあげる』といったもの。
文化祭(文化の日)
生涯学習の成果を持ちより、力作が肩をならべる。
冬(12〜2月)
獅子舞(1月2日)
どんど焼き(かあがり)1月7日・14日
三滝山氷まつり(2月)
勇壮な氷龍太鼓の演奏などがあり、村内はもちろん、村外からも大勢の方来られておおいに賑わうお祭りです。