令和4年度に森林環境譲与税を活用して村長室を木質化しました。内装材の大半に「北相木村産カラマツ」を使っています。
「北相木村のカラマツの良さを表現したい!」と北相木村と施工業者(NPO法人村産材を使う会)の強い思いがあり、全面に木を張り付けるだけではない“こだわり”の木質化になりました。壁への木材の張り方を工夫し、木材の幅や厚みを変えて木の見せ方に変化を付けています。隙間を開けたり、凹凸をつけるこ
と、意図的に木を使わない壁をつくることで、木の温かみを感じる空間を演出することが出来ました。村のシンボルである「御座山(おぐらさん)」も壁面に表現しています。山のシルエットに木材を加工し、間接照明を入れることで、御座山の朝日と夕日がイメージされています。扉や戸棚にもカラマツが使われており「建具に使えるほど細かな木目の上質なカラマツが北相木村にはある」と話してくれました。また、村の木工品の1つである、かんなくずを使ったお花「キノハナ」のオブジェも飾られております(製作:キノハナkinano)。様々な木の種類や、草木染めにて色鮮やかになったキノハナを壁掛けオブジェにアレンジして、壁にはめ込むことで室内が華やかになりました。
北相木村のカラマツの魅力のたくさん詰まった村長室になっています。北相木村役場にお越しいただいた際は、村長室の木質化を見学してみてください。