地域とともに歩む学校づくりをめざして
北相木小学校は南に御座山、西に八ヶ岳を遠望し、豊かな自然に囲まれた村の中心地に位置しています。村の人口は、約650人で児童数は53名(内25名は山村留学生児童)の小規模校ですが、6学級を維持しています。(R5.4.1現在)今は昔と違って子どもたちが地域で群れて遊ぶことができにくくなりましたが、村の子どもたちが生まれ育った地域で学び生活することを願っています。そして、小規模校の良さや特色を生かした教育に対して、学校への期待と関心を寄せてくれています。この村の願いや期待をしっかりと受け止め、さらに子どもたちの課題をとらえて、学校目標の「人や自然に愛される子」「自ら考え、自ら学ぶ子」「苦しさに耐えうる心と体を持つ子」に向けた学校づくりを、地域との繋がりを深めながら進めていこうと考えています。そこで、次の三つの柱で機能的な学校経営をしていきます。
一 “進取の気性”を育み、一人ひとりが輝く学校づくり
4つの重点目標
1.学力向上
- モジュール学習で自己肯定感・やる気UP!
- スピード感・テンポ感を大切にし、「できた!」「わかった!」が生まれる授業
- 花まる授業で考える力UP!
2.コミュニケーション力向上
- 明るいあいさつに包まれた学校
- 自然体験・集団遊び・縦割り活動等を通して、豊かな表現力UP!
- 山留生との交流、南相木小との交流、保育園との交流、地域の皆さんとの交流等、交流活動の充実
3.体力向上
- 運動・心身の健康・食育の推進
- 失敗を怖がらず、物事に取り組めるたくましい子ども
- よく遊び、気持ちよく歌える子ども
4.「生きる力」を高める素地力向上
- 自問清掃で心の中の三つの玉を磨く(がまん玉・しんせつ玉・みつけ玉)
- 学校生活全般でも心磨きを意識して
二 地域で子どもを育てる機運を
- 34周年を迎えた歴史ある山村留学児童との共同を通して、人を受け入れる力を育てたい。
- 南相木小との多様な交流活動で子どもたちの視野を広げたい。また仲間の絆の再確認の場としたい。
- 学校が子ども課題を共有する保護者との共育の場・親育ちの場となりたい。
三 職員の資質の向上
- 同僚性を発揮した学び合う職員集団をめざしたい。
- 子ども課題、教育課題に対応でき、感性と実践力を身につけたい。
北相木村に育ったことに誇りを持ち、将来、どこに行っても力強く生き抜く子を育てる学校づくりを目指していきたいと思っています。