貝殻のアクセサリー作り(試作中)

2016年7月8日

貝殻2個の写真

博物館では何種類かのワークショップを行いますが、栃原岩陰遺跡ではせっかく「海の貝のアクセサリー」が出土しているので、これを体験出来ないか、画策しています。

貝殻7個の写真

これらが、栃原岩陰遺跡で出土した貝製品。約10000年前のものです。小さなタカラガイを何種類か使っています。

石の上で貝の背の部分をこすり削る写真

まずは貝殻の背の部分を、河原で拾った石でこすり削っていきます。石がよければ、ほんの数分できれいに削れます。

シカの角でいらない部分を除去する写真

出土品を観察すると、中身の部分も一部欠けているものが多いので、その部分をシカの角を押し当てることで除去してみました。

右が出土品左がタカラガイの写真

写真右が出土品、左が今回作ったものです。ほぼそっくりになりました。

タカラガイのネックレス写真

ちょっとヒモが太いですが、完成です。1つじゃ少しさびしいですね。
こんなかたちのワークショップも模索中です。ご期待下さい。

尚、今回使用したメダカラガイは、市原市教育委員会の忍澤成視さんにご提供いただいたものです。この場を借りて感謝申し上げます。

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