博物館では何種類かのワークショップを行いますが、栃原岩陰遺跡ではせっかく「海の貝のアクセサリー」が出土しているので、これを体験出来ないか、画策しています。
これらが、栃原岩陰遺跡で出土した貝製品。約10000年前のものです。小さなタカラガイを何種類か使っています。
まずは貝殻の背の部分を、河原で拾った石でこすり削っていきます。石がよければ、ほんの数分できれいに削れます。
出土品を観察すると、中身の部分も一部欠けているものが多いので、その部分をシカの角を押し当てることで除去してみました。
写真右が出土品、左が今回作ったものです。ほぼそっくりになりました。
ちょっとヒモが太いですが、完成です。1つじゃ少しさびしいですね。
こんなかたちのワークショップも模索中です。ご期待下さい。
尚、今回使用したメダカラガイは、市原市教育委員会の忍澤成視さんにご提供いただいたものです。この場を借りて感謝申し上げます。