木次原遺跡

2011年1月18日

住居址の断面を剥ぎ取りしている様子の写真

1999年に調査した竪穴住居址(1号住居址)は、土器(土師器)や炭化物が出土し、約1200~1300年前のものと分かりました。 写真はこの住居址の断面を「剥ぎ取り」しているところです。

 

縄文時代前期の住居跡(2号住居址)の写真
縄文前期の住居址

また、周辺のトレンチでは大量のチャートの矢尻や剥片が出土し、2000年11月の調査で縄文時代前期の住居跡(2号住居址)を発見しました。さらに2001年、2002年に追加調査を行い、この住居址をほぼ完全に発掘しました。繊維縄文土器と東海系の通称「オセンベイ土器」が出土し、約6000年前の住居と考えられます。

 

4個の石器の写真

さらにここからは大量のチャートの石器が出土しています。縄文時代の石器工房と言えそうです。

 

5個の石器の写真

そして現在は現地には説明板が設置され、遺物や1号住居址の断面パネルが「長者の森」森林交流センターに展示されています。是非、ご覧下さい!

 

遺物や1号住居址の断面パネルが長者の森で展示されている写真
長者の森での展示

(注)但し長者の森運営期間(4月末~10月末)のみになります。ご注意ください。

 

カテゴリー