1999年に調査した竪穴住居址(1号住居址)は、土器(土師器)や炭化物が出土し、約1200~1300年前のものと分かりました。 写真はこの住居址の断面を「剥ぎ取り」しているところです。
縄文前期の住居址
また、周辺のトレンチでは大量のチャートの矢尻や剥片が出土し、2000年11月の調査で縄文時代前期の住居跡(2号住居址)を発見しました。さらに2001年、2002年に追加調査を行い、この住居址をほぼ完全に発掘しました。繊維縄文土器と東海系の通称「オセンベイ土器」が出土し、約6000年前の住居と考えられます。
さらにここからは大量のチャートの石器が出土しています。縄文時代の石器工房と言えそうです。
そして現在は現地には説明板が設置され、遺物や1号住居址の断面パネルが「長者の森」森林交流センターに展示されています。是非、ご覧下さい!
長者の森での展示
(注)但し長者の森運営期間(4月末~10月末)のみになります。ご注意ください。