企画展「失われた生き物たち」開催中です。
出土したカワウソの骨と復元模型
縄文時代の狩りの様子。犬もお供をしています。
カワウソくんも待ってますよ。
企画展「失われた生き物たち」開催中です。
出土したカワウソの骨と復元模型
縄文時代の狩りの様子。犬もお供をしています。
カワウソくんも待ってますよ。
今年8月、環境省によりニホンカワウソの絶滅が宣言されましたが、北相木村の栃原岩陰遺跡では、縄文時代早期のニホンカワウソはじめ、ニホンオオカミなど、現在は姿を消した動物たちの骨が出土しています。
今回の企画展ではこれらを展示し、北相木村をとりまく自然環境を見つめたいと思います。
北相木村考古博物館入口ホール
平成24年11月1日~平成23年3月末
入館料は通常通りです。
11月1日~4日は、村文化祭期間につき、無料でご覧頂けます。
前日までの大雨が嘘のような晴天に恵まれ、今年も「縄文式釣針を使ったマス釣り体験」が開催されました。約10,000年前の栃原岩陰遺跡出土の骨製釣針。これを実際にシカの骨から作り、ニジマス釣りを行うという企画です。今年は参加者が定員の50名に達し、これまで以上に賑やかな催しになりました。
まずは釣針作りから。実際にシカの骨の破片を石で磨いて、長さ1.5センチメートル程の棒を作ります。その両側を尖らせて、中央に糸を結ぶ刻みを入れます。説明を熱心に聴く参加者の皆さんです。
きれいな河原で、みなさん釣針作りの開始です。ちなみに、石も自分で見つけます。よく磨ける石はどんな石?
「むずかしいけど頑張るぞ!」
完成したら、さぁ釣りの開始!仕掛けは簡単、竹の竿に道糸をつけ、その先端に骨製の釣針を結ぶだけ。餌を付けたらスタートです。
「僕、釣ったぞ!」
「私も釣れました!」
残念ながら釣れまい方もいましたが(釣れた方の方が少数ですね)、自分でつくった仕掛けで釣った喜びは、格別ではないでしょうか。
さぁ、釣った人も釣れなかった人も、最後は恒例のマスつかみ大会!
今夜のおかずを手に入れろ!
さて、今年も無事終了した縄文釣り体験。
残念ながら定員オーバーで参加出来なかった方も、来年はぜひご参加下さい。
より楽しい思い出ができますよう、スタッフ一同頑張りたいと思います。
追伸:釣った魚は、美味しく頂きました。
北相木村考古博物館の学芸員です。ここから村の文化財や考古学の情報を発信していきます。