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昭和女子大学の皆さんによる、栃原岩陰遺跡の植物遺存体調査

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(撮影 佐々木由香)

 まだまだ暑い8月下旬の2日間、植物考古学の第一人者である佐々木由香先生率いる昭和女子大学の研究チームが、北相木村考古博物館にて、栃原岩陰遺跡の植物遺存体の調査を行いました。
 栃原岩陰遺跡の発掘調査時には、堆積していた土の一部を木箱に入れ保存していましたが、佐々木先生のチームはこれを水洗し、微細な骨の欠片や植物の炭化種子等を拾い出しています。これまでにも、一万年前のアズキの仲間の発見など、数々の成果がありましたが、今回はさらにこれを進めました。
 詳しい分析結果はこれからですが、新たな発見もあるでしょうか?

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 ただし、目立つような発見がなくとも、データの蓄積は大切なことです。また、若い皆さんが、生きた資料で経験を重ることは重要で、栃原岩陰遺跡の資料がその役に立ったのであれば、当館にとっても大変嬉しいことです。
 またぜひお越しくださいね。

停電による臨時休館について

6月10日(土)
役場内電気工事による停電のため、
臨時休館とさせて頂きます。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

北相木村考古博物館報『栃原岩陰遺跡ロックマガジン』Vol.6 公開

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令和4年度北相木村考古博物館報『TOCHIBARA ROCK shelter site MAGAZINE』、
通称『栃原岩陰遺跡マガジン』のVol.6。

【 内 容 】
・特集 知られざる縄文前期の世界 
・学術論文「 長野県栃原岩陰遺跡から出土したエイ類・サケ属、骨角製品、焼骨について」吉永 亜紀子氏 
・連 載 北相木村に呼んでみました 三好 清超氏 
・考古学リレーエッセイ 櫻井 秀雄氏 
・北相木村考古学ニュース 栃原岩陰遺跡のオオカミ (DNA解析)
・学芸員のフィールドノート


PDF版のダウンロードはこちらをから。
紙面で欲しい方は、ぜひご来館下さい。
お待ちしております。