イベント

博物館8月イベントの報告

河原で釣りをしている写真

8月に入り、博物館では「縄文釣り体験」「シカ角のアクセサリー作り」を行いました。

まずは「縄文釣り体験」。これは栃原岩陰遺跡出土の骨製の釣針をモデルに、実際にシカの骨を石で磨いて、マス釣りに挑戦するものです。

シカの骨を石で磨いた釣り針写真

目指すは、このような形。これに餌(今回は練り餌とブドウ虫)を付けて、魚を釣るわけです。

シカの骨を石で磨いている写真

河原の石で、ゴシゴシ磨いていきます。

大勢の人が釣りに挑戦している写真

さて、釣れるかな?

男性が魚を釣った写真

釣れました!

男の子が魚を釣って横の子供2人も喜んでいる写真

釣れました!!

女性の方が魚を釣った写真

釣れました!!!

釣れた皆さん、お見事です。
本当のことを言いますと、この釣針での釣りは、難易度が高いのです。現在の釣り道具がいかに洗練されているかも体感できます(笑)

この後は、マスのつかみ捕りに移行。さらに、黒曜石の石器を使って、マスのお腹を割いてみました。
普段魚に触ったことのない皆さんには、どう見えましたか?

縄文式アクセサリー300円と書いた紙とシカの角の写真

続いては「シカの角アクセサリー」。
こちらは8月14日の「長者の森フェスティバル」において行いました。
ディスプレイが、簡素過ぎですねぇ(笑)

女性や子供がシカの角を石で磨いている写真

製作自体はお手軽で、切断したシカの角を、やはり石で磨くのみ。ヒモを通せばペンダントの完成です。

ただし、実は栃原岩陰遺跡では、角製のアクセサリー(装身具)は出土していません。あるのは骨やクマの牙、あるいは貝殻を利用した物です。
この辺りは検討課題ですが、実際に石で磨く(削る)感覚は、味わって頂けたかと思います。

さて、いかがだったでしょうか。

実は運営側からすると、色々と検討課題が多く残りました。ご迷惑をおかけした点もあったかと思います。
またこの先、どういったかたちで、このような体験(ワークショップ?)を続けていくべきか、考える時期かとも思いました。
参加した方の感想も、是非お聞かせ下さい。

シカの角を使った「縄文アクセサリー作り」のお知らせ

シカの角を使ったアクセサリーの写真

直前のお知らせで申し訳ございません。
8月14日 日曜日 、北相木村の「長者の森フェスティバル」にて、当館学芸員による、シカの角を使った「縄文アクセサリー作り」が行われます。
夏休みの思い出作りに、ぜひおいで下さい。

(アクセサリー作りは有料となります)

「栃原岩陰遺跡フェスティバル2016」ゲスト発表!

スペシャルゲスト 町田賢一(公益財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所) きしわだ自然資料館の皆さん レギュラーゲスト 藤山龍造(明治大学文学部准教授) 総合司会 藤森英二(北相木村考古博物館学芸員)

今年のテーマは海。長野県なのに海!

今、日本で一番海が似合う考古学者、町田賢一、藤山龍造、藤森英二の3人が、熱いトークバトルを繰り広げる。
そして、チリメンモンスターで知られる「きしわだ自然資料館」のスタッフが、緊急参戦!
果たして、何が起こるのか…。

次回から、まじめに書きます、ごめんなさい。