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北相木村考古博物館「出土遺物3D化計画」どんな遺物を触ってみたいかアンケート結果発表!

 大変お待たせしました。現在進行中の、北相木村考古博物館「出土遺物3D化計画」上で実施した、どんな遺物を3Dデータで見たいか、また複製品を触ってみたいか、というアンケート。その最終結果の発表です。

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今一度エントリーの確認です。
エントリーNo.1 栃原岩陰遺跡 17cmの骨角器(縄文早期)
エントリーNo.2 栃原岩陰遺跡 その名も相木式土器(縄文早期)
エントリーNo.3 栃原岩陰遺跡 模様付きの謎の骨角器(縄文早期)
エントリーNo.4 坂上遺跡 不思議な文様の土器片詰め合わせ(縄文中期)

では早速、結果を。

Twitterアンケート
エントリーNo.1・・・33票
エントリーNo.2・・・28票
エントリーNo.3・・・37票
エントリーNo.4・・・66票

メール
エントリーNo.1・・・1票
エントリーNo.2・・・1票
エントリーNo.3・・・0票
エントリーNo.4・・・0票

来館者投票
エントリーNo.1・・・8票
エントリーNo.2・・・8票
エントリーNo.3・・・10票
エントリーNo.4・・・11票

合 計
エントリーNo.1・・・42票
エントリーNo.2・・・37票
エントリーNo.3・・・47票
エントリーNo.4・・・77票

 というわけで、「エントリーNo.4 坂上遺跡 不思議な文様の土器片詰め合わせ」が最も得票を集めました。こちらとしては、やや意外な結果でしたが、やっぱり中期は人気?ですね。特にTwitter上ではダントツの得票数でした。
 また、選んだ理由やご意見も多数寄せて頂きました。今後の資料化やミュージアムグッズの開発などに活かしていきたいと思いなす。
 たくさんのご参加、本当にありがとうございました。
 さて、来月にはこれらの過程や成果品を実際にご覧いただく無料見学日を設ける予定です。詳細決まり次第お知らせします。お楽しみに!

 本事業は「長野県地域発元気づくり支援金活用事業」として実施してます。

北相木村考古博物館「出土遺物3D化計画」中間発表とミニ展示のお知らせ

 少し間が空いてしまいましたが、北相木村考古博物館「出土遺物3D化計画」、着々と進行しております。
 これまでに坂上遺跡の土器4点、栃原岩陰遺跡の土器2点、骨1点を、フォトグラメトリにより3Dデータ化し、さらに、その一部について、3Dプリンターによる複製品を試作しています。

IMG_3423のコピー.jpg

 まだ今後の加工や活用方法は検討中ですが、ここまでの成果を実際にご覧頂きたく、北相木村総合文化祭にあわせ、サンプル等を展示します。小さな展示コーナーですが、ぜひご覧ください。
 10月30日(土)~11月1日(月)は北相木村公民館入口で、11月2日以降は博物館ロビーで展示いたします(11月2日以降は3Dプリンターで打ち出した土器のサンプルを手にとっていただくことも可能です)。ぜひお越しください。
 なお、3D化希望アンケート(現在も継続中)の結果については、12月に発表予定です。

本事業は「長野県地域発元気づくり支援金活用事業」として実施してます。

北相木村考古博物館「出土遺物3D化計画」途中報告です

いよいよ本格的に、北相木村の考古遺物を3Ⅾデータ化しています。本当は動画などでお見せしたいのですが、まずは画像で。なお、土器は陰影がはっきり出るよう、あえてカラーを省いています。

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坂上遺跡出土縄文中期土器その1
模様の凹凸がよく見えます。

スクリーンショット (37).png
坂上遺跡出土縄文中期土器その2
こちらも立体感がわかるかと思います。


スクリーンショット (39).png
栃原岩陰遺跡出土縄文早期土器(裏面)
これは少しマニアックですが、土器の裏面や、はがれた部分にも縄目の模様(縄文)が見えるかと思います。

スクリーンショット (38).png
栃原岩陰遺跡出土骨角器
側面の細い加工も表現されました。

画面上では、これを360度自由に回転して見ることができますが、さらにどんな風に活用できるか、ご期待ください。

尚、本事業は「長野県地域発元気づくり支援金活用事業」として実施してます。