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北相木村考古博物館「出土遺物3D化計画」途中報告です

いよいよ本格的に、北相木村の考古遺物を3Ⅾデータ化しています。本当は動画などでお見せしたいのですが、まずは画像で。なお、土器は陰影がはっきり出るよう、あえてカラーを省いています。

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坂上遺跡出土縄文中期土器その1
模様の凹凸がよく見えます。

スクリーンショット (37).png
坂上遺跡出土縄文中期土器その2
こちらも立体感がわかるかと思います。


スクリーンショット (39).png
栃原岩陰遺跡出土縄文早期土器(裏面)
これは少しマニアックですが、土器の裏面や、はがれた部分にも縄目の模様(縄文)が見えるかと思います。

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栃原岩陰遺跡出土骨角器
側面の細い加工も表現されました。

画面上では、これを360度自由に回転して見ることができますが、さらにどんな風に活用できるか、ご期待ください。

尚、本事業は「長野県地域発元気づくり支援金活用事業」として実施してます。

北相木村考古博物館、再開のお知らせ

新型コロナウイルス感染症への対応として、 長らく臨時休館としてまいりましたが、以下のスケジュールにより、該当される方から入館可能となります。

9月14日~9月30日・・・長野県在住者の方
10月1日以降・・・緊急事態宣言が出されていない地域にお住いの方

上記をご確認の上、以下の事項にも注意をしていただき、ご来館ください。

  • 発熱・せき等で体調のすぐれない方は、ご来館をお控えください。
  • マスク着用、入口での手指のアルコール消毒にご協力ください。
  • 保健所等による調査が必要な場合に備え、受付にて氏名・連絡先の記入にご協力ください。
  • 政府から緊急事態宣言が出された地域の皆様には、ご来館をお控えいただくよう、お願いいたします。

ご不便ご面倒をお掛けしますが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

北相木村考古博物館「出土遺物3D化計画」始まりました!

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 先日お伝えした通り、北相木村考古博物館では「長野県地域発元気づくり支援金活用事業」として、栃原岩陰遺跡をはじめとする村内考古遺物の3Dデータ化を行っています。
 上の写真は、その試作第1号です。一見普通の土器片の写真ですが、実はこれ、コンピューター内で処理して作成された、3次元のデータなんですよ。つまりこのデータをもとに、村の貴重な考古資料を、研究、保存、普及などの分野で活用することができるのです。
 ということは、3Dプリンターによる複製品の作製も夢ではないかも!

 ということで、8月11日より、村公式Twitter、博物館での投票、メールにて、考古遺物複製品化希望のアンケートを実施しておりましたが(上の土器もその中に含まれていますよ)、Twitterはすでに締切り(164もの投票がありました。ありがとうございました)、博物館も現在新型コロナウイルス感染拡大防止策として休館となっております。メールによる回答はまだしばらく受け付けしておりますので、どしどしご意見お寄せください。
 結果については、後日まとめて発表したいと思います。また、3Dデータの作成方法もお伝えできればと考えています。お楽しみに。