「栃原岩陰遺跡フェスティバル2016」のフライヤー(チラシ)が完成しました。
印刷、配布フリーです。どうぞ、ご利用ください。
学芸員 ふじもり
北相木村考古博物館の学芸員です。ここから村の文化財や考古学の情報を発信していきます。
「栃原岩陰遺跡フェスティバル2016」のフライヤー(チラシ)が完成しました。
印刷、配布フリーです。どうぞ、ご利用ください。
さて、いよいよ準備も本格始動です。今年は以下の内容を予定しております。是非、ご参加下さい。
山国信州の栃原岩陰遺跡で出土している、おそよ10,000年前の、海の貝殻で作られたアクセサリー。
今年はその謎に迫っていきたいと思います。
10月9日 日曜日
北相木村中央公民館(役場・博物館併設)
藤森英二(北相木村考古博物館学芸員)
以下、要電話予約
北相木村教育委員会 担当 藤森英二まで、お電話下さい。
0276-77-2111
8月に入り、博物館では「縄文釣り体験」「シカ角のアクセサリー作り」を行いました。
まずは「縄文釣り体験」。これは栃原岩陰遺跡出土の骨製の釣針をモデルに、実際にシカの骨を石で磨いて、マス釣りに挑戦するものです。
目指すは、このような形。これに餌(今回は練り餌とブドウ虫)を付けて、魚を釣るわけです。
河原の石で、ゴシゴシ磨いていきます。
さて、釣れるかな?
釣れました!
釣れました!!
釣れました!!!
釣れた皆さん、お見事です。
本当のことを言いますと、この釣針での釣りは、難易度が高いのです。現在の釣り道具がいかに洗練されているかも体感できます(笑)
この後は、マスのつかみ捕りに移行。さらに、黒曜石の石器を使って、マスのお腹を割いてみました。
普段魚に触ったことのない皆さんには、どう見えましたか?
続いては「シカの角アクセサリー」。
こちらは8月14日の「長者の森フェスティバル」において行いました。
ディスプレイが、簡素過ぎですねぇ(笑)
製作自体はお手軽で、切断したシカの角を、やはり石で磨くのみ。ヒモを通せばペンダントの完成です。
ただし、実は栃原岩陰遺跡では、角製のアクセサリー(装身具)は出土していません。あるのは骨やクマの牙、あるいは貝殻を利用した物です。
この辺りは検討課題ですが、実際に石で磨く(削る)感覚は、味わって頂けたかと思います。
さて、いかがだったでしょうか。
実は運営側からすると、色々と検討課題が多く残りました。ご迷惑をおかけした点もあったかと思います。
またこの先、どういったかたちで、このような体験(ワークショップ?)を続けていくべきか、考える時期かとも思いました。
参加した方の感想も、是非お聞かせ下さい。
北相木村考古博物館の学芸員です。ここから村の文化財や考古学の情報を発信していきます。