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貝殻のアクセサリー作り(試作中)

貝殻2個の写真

博物館では何種類かのワークショップを行いますが、栃原岩陰遺跡ではせっかく「海の貝のアクセサリー」が出土しているので、これを体験出来ないか、画策しています。

貝殻7個の写真

これらが、栃原岩陰遺跡で出土した貝製品。約10000年前のものです。小さなタカラガイを何種類か使っています。

石の上で貝の背の部分をこすり削る写真

まずは貝殻の背の部分を、河原で拾った石でこすり削っていきます。石がよければ、ほんの数分できれいに削れます。

シカの角でいらない部分を除去する写真

出土品を観察すると、中身の部分も一部欠けているものが多いので、その部分をシカの角を押し当てることで除去してみました。

右が出土品左がタカラガイの写真

写真右が出土品、左が今回作ったものです。ほぼそっくりになりました。

タカラガイのネックレス写真

ちょっとヒモが太いですが、完成です。1つじゃ少しさびしいですね。
こんなかたちのワークショップも模索中です。ご期待下さい。

尚、今回使用したメダカラガイは、市原市教育委員会の忍澤成視さんにご提供いただいたものです。この場を借りて感謝申し上げます。

資料貸し出しと、展示(浅間縄文ミュージアム企画展)のお知らせ

4月29日から8月31日に開かれる、御代田町浅間縄文ミュージアムの企画展「”縄文” 1万年の記憶」にて、以下の本館所蔵品が展示されます。

  • 栃原岩陰遺跡1号人骨頭骨(レプリカ)
  • 栃原岩陰遺跡1号人骨復顔
  • 栃原岩陰遺跡骨製縫針2点
  • 栃原岩陰遺跡骨製刺突具2点
  • 栃原岩陰遺跡イモガイ製装身具2点
  • 栃原岩陰遺跡タカラガイ製装身具2点
  • 栃原岩陰遺跡ツノガイ製装身具2点

ぜひこの機会に、「浅間縄文ミュージアム」「北相木村考古博物館」をセットでご覧頂き、佐久の縄文時代に触れてみるのはいかがでしょうか。両館は、車でおよそ1時間20分程の距離です。

尚、上記の品にかんしては、9月中頃まで当館ではご覧頂けません。ご了承下さい。

桜とともに、お待ちしております。

博物館前の桜

御代田町浅間縄文ミュージアムの堤隆学芸員による、信濃毎日新聞連載「縄文へ行こう!」の4回目で、栃原岩陰遺跡を取り上げて頂きました。
おかげさまで、先週末はたくさんのお客様にお越し頂きました。ありがとうございました。

博物館前の桜も、今週末には咲くでしょうか?ご来館、お待ちしています。