今年も「長者の森フェスティバル」で、シカの角のペンダント作りやりますよ。
皆さん、来て下さいね。
日時
8月14日 月曜日 10時〜12時
場所
北相木村 長者の森フェスティバル会場(芝生広場)
料金
300円
今年も「長者の森フェスティバル」で、シカの角のペンダント作りやりますよ。
皆さん、来て下さいね。
8月14日 月曜日 10時〜12時
北相木村 長者の森フェスティバル会場(芝生広場)
300円
8月18日 金曜日 、今年も、シカの骨で作る釣針で、縄文式のマス釣り体験を行います!
夏休みの自由研究にもぴったりです。ぜひご参加下さい。
北相木村の栃原岩陰遺跡は約10,000~9,000年前の遺跡で、ここからは縄文時代の生活道具が数多く見つかっています。その中にある、動物の骨でできた釣り針を自分たちでつくり、それを使ってマス釣りをしてみます。私たちの祖先がどんな釣りをしていたのか、ぜひ参加して体験してみて下さい。
平成29年8月18日 金曜日 10時から12時ころまで
北相木村役場前駐車場に10時までにお集まり下さい。
釣竿(無い方は貸し出しますが、出来るだけご持参下さい)
動きやすい格好・帽子・雨具・水筒
サンダルか長靴(川に入って石を拾います)
参加希望者は事前にお電話で申し込んで下さい。
(定員になり次第締め切らせていただきます)
無料(博物館ご見学の場合は、別途入館料を頂きます)
7月16日の『信濃毎日新聞』でも取り上げて頂きましたが、栃原岩陰遺跡出土の土器片から、マメ科に属する種子圧痕が発見されました。
圧痕というのは、土器の表面にみられる小さな孔などを指し、これにシリコンゴムを流し込んで顕微鏡などで観察すると、植物の種などが含まれていることが分かってきたのです。
これは圧痕レプリカ法と呼ばれる研究で、これにより、縄文時代にマメ類(アズキやダイズの仲間)、シソ(エゴマ)など、食料にすることの出来るものが、彼らの身近にあったことが分かってきました。さらに、このような植物を栽培していた可能性も指摘されています。
北相木村教育委員会では、現在栃原岩陰遺跡の遺物整理作業を行っていますが、この度「明治大学黒耀石研究センター」と「土器種実圧痕研究グループ」の調査により、全部で6点のマメ科の種子圧痕が見つかり、そのうち2点はアズキ亜属とダイズ属であると分かりました。
土器は縄文時代早期のはじめ頃(およそ11,000〜10,000年前)のものと思われ、現在全国各地で見つかっているマメの圧痕としてもかなり古いものと予想されます。
今後の縄文時代研究で、注目されるかもしれません。
写真は、放射性炭素年代測定でおよそ10,800年前とされ、ダイズ属と思われる種子圧痕が発見された表裏撚糸文土器です。
左上の小さな孔が、種子圧痕になります。
尚、詳しい報告や展示についての情報は、随時このブログでも紹介していきます。
北相木村考古博物館の学芸員です。ここから村の文化財や考古学の情報を発信していきます。