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児童向け、マンモスと土偶に挑戦!?

 夏休み、当教育委員会では、数年前から児童預かりをしております。担当者M君は超頑張っています。私(学芸員)も少しだけ手伝いをしますが、昨日は子供たちと一緒に、「マンモスの壁画を描く」と「土偶を折紙で作る」をしてみました。

 マンモスの壁画については、昨年、当館で五十嵐ジャンヌ先生に教えていただいたワークショップをもとにしています。
 今回は、はじめに模型を見ながらマンモスを描いてみて、そのあと旧石器人の描いたマンモス壁画の特徴を伝えながら再度描くという方法をとってみました。
 相手は小学校4年生以下でしたが、これが旧石器時代と呼ばれる時代のヨーロッパの洞窟壁画をもとにしていることも説明しながらです。マンモス(ケナガマンモス)という生物の説明もします。氷河期という言葉も使います。

マンモスを描く 

 全部は理解できないかもしれません。しかし私は、このレクチャー部分も重要と考えています。

 土偶については、縄文時代の説明からです。台所の鍋と縄文土器の関係、土偶と埴輪は別である、国宝ってなに?もちろん質問が出れば、精一杯答えます。
 色々と制約もあり、粘土ではなく折紙という手法ですが、作る喜びも体験してもらえればと。なお、土偶の折紙については、『折る土偶ちゃん ー作って発掘・縄文おりがみ』(朝日出版社・文:譽田亜紀子/折り紙+装丁:COCHAE)を参考にさせて頂きました。

土偶の折紙

 当博物館では、常時ワークショップなどを行う余裕がありませんが、学ぶ大切さを伝えることは、忘れずにいたいと思います。

学芸員お手製「縄文人フィギュア」が東京に行きました!

 普段、当館ホールに展示されている小さな縄文人のフィギュア(学芸員の手作り模型)が、7月3日~9月2日まで、東京国立博物館で開かれている特別展「縄文―1万年の美の鼓動」の会場内に展示されています。
 新作の2点も加え、東京でも、ぜひご覧ください。

IMG_0254.jpg 
(写真は既存の4点)


 こちらに里帰りの際は、またお知らせいたします。

今年は弥生時代! 栃原岩陰遺跡フェスティバル2018の開催について

TOCHIBARA ROCK shelter site FESTIVAL 2018
教えて馬場さん 山の弥生人て、なにやってたの?

【10月20日(土)】13:30~16:00
★基調講演(13:30~)
山の中の弥生時代
講 師 馬場伸一郎(下呂市教育委員会学芸員)

★おもしろ対談(14:20~)
山の縄文人vs 山の弥生人 馬場伸一郎×藤森英二 

★ワークショップ (15:00~16:30)
弥生時代の道具を使おう ~その他お楽しみもあり?

開催場所:北相木村考古博物館・中央公民館    
・ 申し込み不要、参加費は無料です。
・ 当日は北相木村考古博物館を無料でご覧頂けます。
・ 10月20日夜は、ロッジ長者の森にて講師の先生方との懇親会を行います。参加希望の方は、お問い合わせ下さい。
(宿泊料込み8,000円・懇親会のみ4,000円の予定)
・ 都合により内容等に変更の可能性もあります。ご了承ください。