この時期、近隣の学校の来館が多くなります。大変ありがたいことですが、特に中学生には、地域における美術館・博物館の役割も、ほんのりお話ししています。
それにしても、やっぱり本物の土器や石器に触れてもらうと、皆さん俄然興味津々ですね。こういう時間も大切にしていきたいと思います。
この時期、近隣の学校の来館が多くなります。大変ありがたいことですが、特に中学生には、地域における美術館・博物館の役割も、ほんのりお話ししています。
それにしても、やっぱり本物の土器や石器に触れてもらうと、皆さん俄然興味津々ですね。こういう時間も大切にしていきたいと思います。
遺物のカウント作業
少し前の話になってしまいましたが…。
去る3月初旬に、栃原岩陰遺跡の遺物整理作業を行いました。今年は早稲田大学、東海大学、明治大学の学生院生、そしてその指導者の方々が、作業を行ってくれました。
土器の拓本作業
今回は特に、栃原岩陰遺跡の正式な報告書の刊行を念頭に置き、博物館に収蔵されている関連遺物の量的な把握を目指しました。
その結果、土器片は7,000点以上、骨資料にいたっては、およそ120,000点が未整理であることがはっきりしました。
今後、どのような作業をどのような体制で行っていくべきか、じっくりと考えながら、報告書刊行を目指したいと思います。
今後とも、皆様のご協力をお願いいたします。
(作業に参加してくれた皆様へ、この場を借りて、改めて御礼申し上げます)
3月末、村教育委員会で行っている春休みの児童預かりで、博物館を利用しようということになりました。せっかくですので、ただ見るだけではなく、シカの角をつかったペンダント作りにも挑戦。凄く寒い日でしたが、博物館脇の河原で石拾いから。その後、石でごしごし削りました。
しかし、予想外に時間がとれたので、急遽その場の思い付きですが「シカの骨、誰が一番細く削れるか大会」を開催。これが意外と好評でした(笑)。
当館も、もっと地域のみなさんとの交流を深めていきたいものです。
北相木村考古博物館の学芸員です。ここから村の文化財や考古学の情報を発信していきます。