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ゴリラさんの寝言

秋もまた別格

この頃、霜が降り、水たまりに薄氷が張る事はあまりめずらしくなくなってきた。村は今まさに錦秋の秋を迎えており、目を楽しましてくれている。

ただ、だんだん寒さも厳しくなり、景色が暗くなっていくことを思うと何となく気持ちも暗くなってしまうものだが、それは仕方ないこととし、それならば北相木ならではの、うんめェ鍋をメインに漬物でも肴にして、熱燗でも飲めることを楽しみに乗り越えたいと思う。

長者の森の紅葉の様子
「長者の森の紅葉は今が見頃」

ところで、鍋や漬物といえば、北相木ではこれでもかというくらい白菜が登場するが、その白菜。今盛んに出荷が行われている。聞くところによると、この白菜は霜が降れば降るほど糖度が増すとか…。不思議な話であるが本当の様だ。是非機会があったら賞味いただきたい。

白菜畑の写真
「白菜が甘い?」

それから余談であるが、村の中を仕事で飛び回っていたら、遠くから「お~い。お~い。」と元気のいいおじいさんが自分を呼ぶ。冬踏み前の自家用野菜を収穫したから、少しもっていけと呼び寄せてくれた。この様な場面はこれだけでなく色々なところから声がかかる。

季節は寒いが、北相木の人の心はいつも暖かい村だと心から思う。

おじさんにもらったグリーンボールの写真
「突然おじさんがグリーンボールをくれた。」

by ゴリラさん

オーストリア国立ウィーン大学より研究員来村

ウィーン大学の学生、イザベルさんとピアさんの写真

北相木村へウィーン大学の学生さん2名が来村しています。その一人イザベルさん【国籍はオーストリア】。もう一人がピアさん【国籍はドイツ】。日本語は完璧。

お二人は日本の山村における高齢化、少子化に伴う様々な取り組みに興味をもち調査研究を進めています。その様な折に南相木、北相木が人口的にも面積的にもちょうど良い場所だという事で調査地に選定したとの事です。

特に北相木は伝統行事や福祉関係の活動に興味があるようで、10月末まで村内にて滞在するとの事。色々な方にインタビューしたいと言っていますのでご協力をお願いいたします。宜しければご家庭の「うんめェ~」漬物とお茶でも出してやってください。

(くれぐれも本気にしないでください。気軽に接して頂けるだけで十分です。)

by ゴリラさん

イザベルさん、ピアさんとの交流の様子1

イザベルさん、ピアさんとの交流の様子2

北相木村の秋

いよいよ朝夕と寒くなり、朝布団から出るのが辛い時期がきました。
北相木では、先月の台風による大雨を境にキノコが姿を現し始めました。
山も色付き始め、秋を目や口で感じられる様になりました。

湖の写真

紅葉の写真

そこで、ロッジ長者の森でも秋を楽しんで頂くため、秋のキノココースを用意しました。

料金と料理については、ロッジ長者の森(0267-77-2006)にお問い合わせください。

料理のイメージ写真

写真はイメージです。

by 大木

自然の恵みと恐怖

ここ数日、朝は5度以下…。昼間との温度差がありすぎて体調を崩しそうです。皆さんもどうか風邪をひかないように気を付けてください。

完全に秋を迎え、山でもジコボウ(イグチという茸。味が抜群で超人気の茸です。)が出はじめました。秋は紅葉もいいですが、キノコ狩りもできてとても楽しみな季節です。村の中で特に紅葉が美しい場所として「長者の森」がありますが、今後ブログで紅葉情報をアップしますのでまた見てください。

9月。秋の恒例行事、敬老会が13日に開催されました。70歳以上(人口比率40パーセント)の方をお招きし盛大に開催されました。皆様ご存じのとおり平均寿命が男女とも長野県が1位となりましたが、本人の自己管理や体力等も大きな要因と考えられます、それを支える医療や福祉、地域の根ざした活動や家庭内の努力など総合的に考えると凄いことです。長野県は凄いですね。長寿といえばわが村も例外ではなく100歳以上の方が3名となりました。北相木村も同様に色々な連携や地道な努力により、高齢者が住み慣れた場所で安心して長生きできる様になったということでしょうか。これからも、誰もが「住みやすい村」と言ってもらえるように頑張っていかなければいけないですね…。

敬老会の様子
9月13日、敬老会が開催され、117名の方に来て頂きました。

さて、各地で長寿のお祝いをすべき日に日本を縦断していった台風18号には恐怖を感じました。村の中心部を流れる相木川もかなり高い位置まで増水し、大きな岩も流す様な大変な状況となったのです。さいわい村では大きな災害は無かったわけですが、北相木の四方を囲む山々や先人たちが大切に育ててきた山林のおかげで村が守られているのだとつくづく感じます。

しかしながら日本各地では大きな災害が起きてしまいました。大切な尊い命が奪われたことについて心から哀悼の意を表したいと思います。また大怪我をされたり大切な財産を失うなど甚大な被害を受けられた方々に対して心からお見舞い申し上げます。

by ゴリラさん

増水した相木川の写真
水量の少ない相木川が一変

新藤総務大臣 北相木村を訪問

8月19日にグリーンドームへ総務大臣が来村され、地域おこし協力隊(地域おこし協力隊は、大都市圏から小規模な地域へ一時的に定住し、地域の活性化のお手伝いをする組織で、事業の管轄は総務省です。北相木村では山村留学センター指導員が隊員として任命されています。)と村長との懇談会が行われました。懇談会の席へはこの他、隊員が山村留学に関わっていることから、一部の山村留学生も同席して話し合いがもたれました。
主に地域おこし協力隊がどの様な形で地域に根ざしているのか視察することが目的でこの度の訪問となった訳です。

さて、大臣が来て頂くことが、かなり珍しいことなので、みんな緊張気味でお迎えしました。しかしそんな不安は会ったとたんに一掃。
なんとも気さくな人柄で、まずその事に驚きました。「なんと庶民的な方なのだろう。」というのが第一印象でした。子供がかなり好きな様で、色々会話されていて、子ども達も打ち解けていた様でした。

グリーンドームの前で子供たちに迎えられ笑顔の大臣
「着いたと同時に子どもに声をかける大臣」

本題の懇談会ですが、過疎の小さな村でもどの様にしたら元気が出せるのか話のテーマになりました。大臣曰く、元気を出すには定住対策が揚げられる。それには雇用の場が必要で、北相木独自の地域資源をいかに雇用の場に結び付けられる様にするか。結び付けようとする基盤をしっかりさせることが重要。そして、都市との交流からいかに地域の活性化に結び付けていけるかなど、短時間でしたがポイントを絞った中で大事なご意見を頂くことができました。終わりに、北相木村の山村留学事業をご理解頂き、応援のお言葉をかけて頂いたわけですが、山村留学センタースタッフ、小学校職員、教育委員会、里親農家、そして村民の皆様等色々な方の努力や協力があってこその評価ではないかと感じました。
まったく余談ですが、大臣は身長が高く、渋めのダンディーな方でした。また、是非来て頂きたいと思います。

懇談会の様子
「大臣と村長が、地域の活性化について語りあっています。」

お饅頭を手に持ち熱く語る大臣
「岩たけ饅頭や岩たけの酢の物を、大変気に入っていただきました。」

子供たちに笑顔で名刺を渡す大臣
「大臣の名刺を不思議そうに見る子ども達」

by ゴリラさん

プロフィール

ゴリラさん(御座山)の寝言

北相木村役場職員有志によるブログです。

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