この頃、霜が降り、水たまりに薄氷が張る事はあまりめずらしくなくなってきた。村は今まさに錦秋の秋を迎えており、目を楽しましてくれている。
ただ、だんだん寒さも厳しくなり、景色が暗くなっていくことを思うと何となく気持ちも暗くなってしまうものだが、それは仕方ないこととし、それならば北相木ならではの、うんめェ鍋をメインに漬物でも肴にして、熱燗でも飲めることを楽しみに乗り越えたいと思う。
ところで、鍋や漬物といえば、北相木ではこれでもかというくらい白菜が登場するが、その白菜。今盛んに出荷が行われている。聞くところによると、この白菜は霜が降れば降るほど糖度が増すとか…。不思議な話であるが本当の様だ。是非機会があったら賞味いただきたい。
それから余談であるが、村の中を仕事で飛び回っていたら、遠くから「お~い。お~い。」と元気のいいおじいさんが自分を呼ぶ。冬踏み前の自家用野菜を収穫したから、少しもっていけと呼び寄せてくれた。この様な場面はこれだけでなく色々なところから声がかかる。
季節は寒いが、北相木の人の心はいつも暖かい村だと心から思う。
by ゴリラさん